失敗しない外壁の色選び
外壁は、住居の中でも一番先に目につく部分。
キレイか?統一感があるか?というのは、お家の印象を大きく左右します。
「塗り替えを検討しているけれど、どんな色がいいんだろう?」
「⻑く美観を保てるように、色あせしにくい色が知りたい」
「汚れが目立ちにくい色が知りたい」
といった疑問をお持ちの方に向けて、
● 色選びのコツ
● おすすめの色
● 避けたほうがいい色
をご紹介していきます。
1.外壁塗装の色選びのコツ
1.汚れが目立ちにくいか?
色選びの際はついつい「どの色にしたいか?どんなカラーリングがおしゃれか?」に目が行きがちですが、年数が経過したときのことを考えるのも重要です。
一般的な外壁塗装の耐用年数は、10〜20年程度。
ちなみに、外壁塗装の耐用年数に大きな開きがあるのは
● 地域の気候
● 住居の立地(通りに面しているか、海が近いか、木々が多いか) ● 住居の築年数や劣化具合
● 外壁の種類
● 塗料の種類
など様々な要素が組み合わさるためです。
一度塗装を施すと、基本的に10〜15年程度は同じ外壁で過ごすことになります。
パッと見の色のイメージだけでなく、⻑い目で見て「汚れが目立ちにくいか?」も考えましょう。
当然ですが、年数が経過するほど、汚れは堆積していきます。
そんな時、少しでも汚れが目立ちにくい色を選んでおけば、汚い印象にならずに済みます。
2色あせ(退色・変色)が少ないか?
「汚れにくさ」とともに考えたいのが「色あせ(退色・変色)」について。
色あせた外壁は、ボロさを感じさせる要因に。
実際の築年数よりも古く見えてしまうこともあります。
日々、日光を浴びたり風雨にさらされる外壁が、年数の経過によって傷んできてしまうのは
仕方のないことです。
ただ、「色あせしにくい色」「日焼けが目立ちにくく済む色」というのは存在します。
同等のグレードでも、塗料の色によって色あせ度合いが大きく異なるので要注意。
同じくらいの価格帯なら、⻑くキレイな景観を保てる塗料を選ぶようにしましょう。
3近隣住居との調和は取れそうか?
意外と忘れがちなのが、近隣住居や街並みとの調和。
「北欧風のカラーリングに憧れてパキッとした色を選んだけど、なんかすごく浮いて見える ...」
「いざ完成して見てみたら悪目立ちしているようで気になってきた」 ということにもなりかねません。
普段何気なく歩いていると気にすることがないかもしれませんが、一度「外観」に注目してご近所を歩いてみることをおすすめします。
「なんとなくベージュ系のおうちが多いな」
「ブルーグレーのお宅もあるから、似たような色にしても浮かなそうだな」
となんとなくでも傾向をつかんでおくと安心です。
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2.汚れが目立ちにくい色5つ
1グレー
真っ黒はかえって汚れが目立ってしまいますが、ホワイトを調合したグレーはほどよく汚れ
をカバーできるためおすすめです。
黃砂や排気ガスによる汚れが多い環境でも汚れが目立ちにくく、大通り沿いに面しているご
家庭や店舗向きと言えるでしょう。
落ち着いていてスタイリッシュ、スマートな印象を与えられる色合いです。
2トーンでも合わせやすく無難なカラー。
色味によっては、白色が色あせたように見えたり倉庫のようなイメージになることもあるのでその点は注意しましょう
2アイボリー
アイボリーは、別名「象牙色」とも呼ばれ、白色と⻩色、灰色の要素をもっています。
ベージュほど茶色味が強くなく、クリーム色のように⻩色みだけでもない、明るくも落ち着
きがある色です。
白っぽいので「汚れやすいんじゃ?」と思われがちですが、アイボリーもグレーと同様に汚れが目立ちにくい色です。
和風な印象で、高級感もあります。
明るい印象でありながら落ち着いており、周辺の街並みともマッチしやすいです。
3ベージュ
ベージュは、人気のある定番カラーです。
ツートンカラーとしても合わせやすく、相性の良い色が多いのも人気の理由でしょう。
ブラックやブラウンと合わせているお宅はよく見かけますよね?
他にも濃いめのグリーン、逆に淡い色をかけ合わせるパターンもあります。
人気の色だけあって使用率も高く周囲との調和という点でも安心感は抜群です。
汚れの目立ちにくさも、グレーやアイボリーと同様に◎
砂埃も目立ちにくいのでおすすめです。
4ブラウン
ブラウンならではの特徴は、赤土の汚れが目立ちにくいこと。
海岸エリアで潮風が吹いたり、赤土が巻き上がる所でも汚れをカバーできます。
どっしりとした安定感・重厚感のある印象に。
レンガ調にしたり、ホワイトの差し色を入れたりとお洒落に仕上げることもできます。
光を反射しやすく、想像以上にテカテカしたツヤが全面に出てしまうこともあるので、ツヤ
消しタイプを選ぶなど、施工業者と相談しながら決めていきましょう。
5淡めのグリーン
淡めのグリーンは、コケや藻の汚れが目立ちにくい色です。
そのため、湿気が多い環境・立地に適しています。
例)
建物の周辺に木々が生い茂っている
台風がよく通る、雨量が多い地域
ただ、原色に近いグリーンは色あせしやすいので要注意。
グリーン系を選ぶなら苔のような薄みどりを選ぶと良いでしょう。
6結論:汚れと同系色の色がいい
ここまでご紹介してきた色に共通しているのは、「汚れと同系色」ということ。
砂埃
土ぼこり
砂利の巻き上げによる汚れ
赤土
コケ
藻
これらの汚れと近い色を選ぶのがポイントです。
自宅(あるいは店舗)の立地から「どんな汚れが一番多そうか?」を考えると色選びのヒントになります。
3.色あせ(退色・変色)が少ない色
1白・黒・青
白・黒・青は、色あせが少ない色として知られています。
色あせは紫外線によるダメージが主な原因ですが、ホワイト、ブラック、ブルーは日焼けの影響を受けにくくおすすめです。
いずれもシンプルな色合いで、屋根や軒との調和という観点でも◎
ツートーンカラーにもしやすいのが特徴です。
2ベージュ・グレー・ブラウン
ベージュ・グレー・ブラウンも変色や退色が少ない色です。
元が淡い色なので、日焼けによる変化が見えにくいのも理由の1つ。
さらに、ベージュ・グレー・ブラウンは汚れが目立ちにくい色でもありました。
特別なこだわりがないのであれば、コスパが高く、⻑く景観維持できておすすめです。
4.原色や奇抜な色はおすすめしない
赤・紫・黃色・緑
といった原色そのままの色や奇抜な色は基本的におすすめしません。
● 周辺地域との調和がとれず浮く
● 色あせしやすい(赤と紫は特に顕著)
● 汚れも目立つ
とデメリットが多いです。
カラーサンプルを見ている時の印象と、実際に建物全体に塗った時の印象とでは若干違います。
特に、原色や奇抜な色は、塗装が完了してから「おぉ...思った以上にパキッとしてる」 と感じやすいです。
外壁は、数か月おきに頻繁に塗り替えられるものでもないので、10年15年後も見据えた色選びをしていきましょう。
5.失敗しない色選びの4ステップ
最後に、これから外壁塗装の色選びを行う方に向けて色選びの具体的な流れをお伝えします。
1街並みや周辺住居の外壁をチェック
2業者に希望を遠慮なく伝える
3施工事例の写真や可能であれば現場を見せてもらう
4カラーサンプルは大きめのものをまずは、どんな外壁が合いそうか、ご近所を周りながら漠然とでも構わないのでイメージを持ちましょう。
希望や理想を遠慮なく伝えるのがベスト。
「なんとなくホワイト系の明るいカラーリングにしたい」
「2トーンでいきたい」
逆に、どんな色合わせがいいのか、現状を話して提案をしてもらうのもいいでしょう。
弊社では、ヒアリングにも力を入れており、どんなイメージを持たれているのかお話を進めながら具体的な写真などをご提案させていただきます。
6.まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
外壁塗装の色選びのコツは3つ
● 汚れにくさ
● 色あせのしにくさ
● ご近所との調和
外壁で特におすすめな色3つ
⇒汚れが目立ちにくく、退色変色もしにくい
● グレー
● ベージュ
● ブラウン
不安なことや疑問点、「どう選んでいいかわからない!」など、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
お一人お一人に合わせたご提案をさせていただきます。